2014年1月11日土曜日

2014年1月10日金曜日

今朝の朝日の報道から。
都の教育行政に求められているのは、「指導」か「現場の尊重」か。
さすが、取材を重ねている記者の目。
2014年1月10日、朝日新聞33面「むさし」の紙面、PDF


2014年1月9日木曜日

東京都教育委員会 『はだしのゲン』の教育現場からの撤去を求める請願などが退けられました。





本日、1月9日午前。東京都教育委員会は、マンガ『はだしのゲン』の取り扱いをめぐる12本の請願(撤去、除去、排除の請願3本。自由閲覧を求める請願9本)などに対し、「都教育委員会は、『はだしのゲン』について、「教
育現場からの撤去」あるいは「自由閲覧の維持」などを求める請願には、応じることはできません。」との回答(案)を審議し、認めました。
 
 その回答(案)には、「学校図書館にはさまざまな図書館資料が置かれることが必要である」と明記し、都教委としては特定の図書の撤去や閉架措置を指示しないことを示しています。
 しかしながら、「都教育委員会は、学校図書館のあり方を踏まえつつ、校長による図書館資料の選定事務が適切に行われるよう取り組んでゆく」「『はだしのゲン』については、暴力的な表現など、その一部に教育上の配慮が必要な表現がある」とし「読書指導については、児童・生徒の発達段階に応じて適切に行われなければならない。」と記していました。
 
 そして最後に、東京都教育委員会は、「我が国と郷土を愛する態度や、国旗・国歌の意義等について、児童・生徒を正しい理解に導くよう、都立学校や区市町村教育委員会に対して指導・助言を行ってまいります。」と結んでいます。
 教育委員から、「分かりにくい回答案だ」だとの意見が出ましたが、「時間がないので」との木村孟教育委員長の発言でそのまま採択されました。
 つまるところ、都教委は学校図書館から『はだしのゲン』を撤去しないが、学校現場の図書選定や読書指導などが愛国心を育む教育にのっとって”適切”に行われるよう教育現場への介入を示唆した内容にとなっています。
 
 今後、東京都教育委員会のこのような姿勢が、区市町村の教育委員会や学校現場に具体的にどのような形で現れるのか、引き続き注視する必要があります。

                                    請願に対する回答 PDF
   

2014年1月8日水曜日

1月8日 東京都教育委員会に請願署名383名分を提出!

 8日。13:00過ぎ、『はだしのゲン』の自由閲覧を求める都民の会は、都庁舎30階の教育委員会を訪問し、『はだしのゲン』の自由閲覧の維持を求める請願署名383筆、団体請願8本を、提出しました。昨日1日の奮闘で、よく集めたものです。

 署名などを持ち寄っての同行者は、東京都原水爆被災者協議会・東友会の的早さん、子どもの権利・教育・文化全国センターの石川さん、練馬区民の会の田場さんと杉橋さん。映画監督の有原 さん、それに、朝日新聞社の斎藤記者が同行取材。


 教育委員会情報課の安部さん(マスクの方)が、私たちの請願書名を受け取ってくれました。その際、明日、9日開催の教育委員会にこうした請願署名があることを必ず報告するようにと、強く要望しました。                                      『はだしのゲン』の自由閲覧の維持を求める請願署名 PDF

 
  『はだしのゲン』の撤去を求める請願が提出されたのが9月30日。それが1月9日に審議される理由を阿部さんにうかがいました。すると、教育委員会で審議されるのは請願そのものではなく、請願に対しての回答を事務所方が準備し、その回答でよいかどうかを審議するのだそうです。その回答案が準備できたので、9日の案件となった次第だそうです。請願を審議して、回答を用意するのが筋ではないかと思った次第です。

 さて、教育委員会の審議は明朝10時から、この都庁舎の30階教育委員会です。ただし、傍聴席は20席のみ。9:30から抽選だそうです。その際、1000万都民に傍聴席20席とは少なすぎるのではないか。練馬区教育委員会は18席だったが、傍聴者があふれたら別会場を設けて声だけ中継で聞こえるようにした。同じような措置を取れないものかとも迫ったが、窓口の阿部さんは困っていた。天つく建物は立派だが、中は暗い(節電もしていた)東京都庁。やっぱり都政は都民本意に変えないといけない。


 明日、傍聴希望者は都庁第二庁舎30階教育委員会に9時半前に集合です。

2014年1月7日火曜日

東京都教育委員会にて、9日(木)『はだしのゲン』問題を審議と告知!

本日7日の東京都教育委員会のホームページで、1月9日に審議と告知されました。
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/gaiyo/ko140107.htm

平成26年1月9日(木曜日) 午前10時
2 場所 教育委員会室(都庁第二本庁舎30階)
3 議案
第1号議案  請願に対する回答について(『はだしのゲン』の教育現場からの撤去を求める請願外11件)
第2号議案  東京都公立学校教員等の懲戒処分等について

対応について
1) 今朝、「請願署名にご協力を!」と呼びかけましたが、とりあえず、身近な部分で集めたものを
 持ち寄って、8日、13時過ぎに教育委員会に提出したいと思います。参加可能な方は、都庁第二本庁舎ロビー、庁舎案内コーナー前、13時にお集まりください。

2) ファクスなどで、7日、8日中に「学校図書などでの『はだしのゲン』の閲覧を守ってください。」の声を届けましょう。

3) 9日の都教育委員会を傍聴しましょう。会場は、教育委員会室(都庁第二本庁舎30階)。
   傍聴については、都教委のホームページに次のように案内されています。

  傍聴を希望される方が20人を越える場合には、当日、抽選により決定をします。会議の傍聴に当たっては、「東京都教育委員会傍聴人規則」に従って傍聴していただきますようお願いいたします。

 以上です。
                    『はだしのゲン』の同時閲覧を求める都民の会」よりのお知らせ

2.16(日) 集会『はだしのゲン』追放許すまじ!


はだしのゲンの自由閲覧を求める練馬区民の会と練馬・文化の会が、共同で『はだしのゲン』の追放許すまじ!の集会を開催します。
                   2・16『はだしのゲン』追放許すまじ!集会のご案内 PDF



1月6日 都民の会の請願署名にご協力を!

 昨年12月より、『はだしのゲン』の自由閲覧を求める都民の会の準備が進んでいましたが、1月6日に武蔵大学教授の永田浩三さんを代表世話人として発足。
 ちばてつやさん(漫画家)や、石子順さん(漫画評論家)なども呼びかけ人となり、東京都教育委員会に対して『漫画『はだしのゲン』を学校図書館などから撤去・排除することなく、子どもたちが自由に閲覧できる状態を維持すること。」を求める請願署名を呼びかけています。
 みなさん、賛同署名にご協力ください。

               ※関連資料:2013.09.30提出 「『はだしのゲン』の教育現場からの撤去を求める請願」 PDF
                             11.07提出 「法令に違反する『はだしのゲン』の除去を求める請願」 PDF
                                                11.13提出  「『はだしのゲン』を学校図書室(館)から排除する請願」  PDF